久玉城　中世と近世の面影を残す城　～島原・天草の城めぐり(8)

曲輪②　出丸

本丸から一段下がったところにある曲輪②（出丸）。

曲輪②の東側からも高石垣が眺められる。雨で足元が滑るので一応乗り出して見てみたけれど、石垣は少し確認できたものの、やはり少し降りて見ないとよくわからない。

案内にはこう書かれていました。

久玉城跡の東突端部を固める石垣。江戸時代後期に一部破壊されているが、長さ22m、高さ2.2ｍが残存する。

出丸の反対の西側にはさらに降りていく道があって、③の腰曲輪に降りられるようになっています。

写真の奥、人がいるあたり付近で整然と石が縦に積まれているのがわかるかな。ここから先に残りが良い石垣があるようだけど滑り落ちそうだったので断念。

曲輪②から曲輪①に戻ります。

ふたたび曲輪①へ。広いな。

奥にある一段高いところが曲輪④。

写真の右側にあるのが桝形虎口。一段上がって曲輪④。曲輪④から虎口が見下ろせる良い位置取りですな。

曲輪④

曲輪④は未調査なので建物があったかどうかは不明だそうな。

曲輪④に入ったところから曲輪①を見下ろす。虎口の様子がここからだと丸見え。

曲輪④もそこそこ広くて、もう少し奥まであるんだけど、左側の高まり（土橋）を登って曲輪⑤へ行きます。

土橋を登らず曲輪④から土橋を眺める。説明上は「土橋」となっているが、土塁を登って行く感じ。

曲輪⑤

久玉城の最高頂の曲輪⑤に到着。

標高47ｍ。久玉城内の最高所です。

この曲輪⑤の向かって左（西側）の下り坂をいくと堀切にたどりつく。東側に行くと曲輪①の対岸にある曲輪群⑧⑨⑩⑪があると縄張図にはあるのだけど、ここから先は木が伐採されておらず、

こんな調子だったので雨の中を傘を差して進むことはできないということで、今回は諦めました。まだまだ行くべき城はある！

久玉城　散策ログ

ピンが立っているところが曲輪①。左上が曲輪⑤で、東につながる曲輪群⑧⑨⑩⑪まで降りると間に登城口の大手口を挟んできれいな馬蹄型の散策ログになったはず。

次は河内浦城だ！