2021年3月に行った島原・天草の城めぐり。2日目は富岡城、世界遺産の崎津集落のあと、次に向かうは天草下島の南にある久玉城です。
久玉城とは
久玉氏代々の本拠で、築城年代は不明。島原の乱の際には存在していたと考えられている。天草氏の傘下に入った後に、関ケ原の戦い後に唐津藩寺沢氏の支城となり、大改修が施されました。
かつては海の間近に位置し、三方を天然の地形に守られた堅牢な城で、曲輪⑤(一ノ曲輪)の北には堀切が備わっている。曲輪は馬蹄形に配置され、馬蹄形の間に大手口がある。
見どころは曲輪①の桝形虎口と高石垣。寺沢氏の改修と見られる。
曲輪④、⑤は土橋、堀切など中世の山城の構成要素が色濃く、久玉氏、天草氏時代の遺構と考えられる。
久玉城の基本情報やアクセスはこちらで詳しく紹介しています。
久玉城 縄張図

国道266号線沿いに案内版があるが、気を付けて車を走らせないと通り過ぎるので要注意。
崎津集落をまわって南からくるとこの登城口の手前にしか車を停められるスペースが無いので、まず1回は通り過ぎると思います・・・。注意しないと見逃しますね。

登城口の案内から少し登ると大手口の案内があります。
大手口

大手口を登り始めるとすぐのところにあるお茶井戸跡。


茶の湯の際にはこの井戸から汲んだ水を利用したと伝えられているそうな。
けっこうな雨降りだったけど道が整備されているので難なく登れました。
曲輪①
整備された道を登って行くと城内で一番広い①の曲輪へ。
見どころ 桝形虎口

①の曲輪の入口は桝形虎口になっていて石垣が残る。

①の曲輪へ到着。城内で一番広い曲輪です。ここからの景色がよい。
見どころ ①ノ曲輪 高石垣

①の曲輪の南西部の高石垣は5mは超えているらしい。


雨足が強かったのでミラーレスではなくでスマホで撮影したんだけれど手振れしてダメだった。本来なら高石垣なんです。そして降りるわけにもいかず。高さがあまり感じられず、お届けできないのが残念。
土橋の先の最も高い場所「曲輪⑤」を目指して進む
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