日野江城散策記の続きです。二ノ丸、本丸と散策して見どころである階段遺構には行けたのでこれで終わることもできたけどやっぱり諦められない!
日野江城の左半分、三の丸をやはりこの目でみておきたくて、日の出前の朝5:00起きで雨の中を繰り出しました。
宿泊していたホテル「原城の宿 城」の方に相談したら、朝食の時間はさすがにはやすぎるということで、おにぎりを作ってくださいました。感謝です!
日野江城 二の丸、本丸編はこちらから
島原城、丸尾城と続き、日野江城にやってきました。 日野江城では1995~2000年までに発掘調査が行われ、直線階段の遺構や金箔瓦が発見されて注目を浴びました。階段遺構は発掘調査後には埋め戻されていますが、うっすらと感じることができます。 […]
日野江城 全体図
日野江城 三の丸へ
朝、6:20に原城の三ノ丸に到着。残念ながら天気は雨です。
おそらく車を停めたのは曲輪10の下あたり。この駐車スペースには車が2~3台停められるのだけど、ひいて眺めたらその下もずっと段々でした。これが案内版でいう曲輪10なら石が側面に積まれた1段が下に広がるはずなんだけど、さらにその数段連なっているのは後世の開墾の跡か?
曲輪11
案内によっては「北の曲輪」とされているこの一画。すごいです!見渡す限りの段々と連なる曲輪。側面にはしっかりと石が貼られている。これは一見の価値アリです。
案内板でいう左上の部分に曲輪11があります。土橋らしきところを歩いてみたけどここで撤退。この奥に堀切があってさらに奥に曲輪12があるように書いてあったのだけど、雨が絶え間なく降っていて足元もぬかるむので北側の散策はここまで。
三ノ丸
駐車場から入ると正面に見えた曲輪11があまりにも素晴らしかったので目がいってしまったけど、ふと振り返ったら三ノ丸もすごかった。
かつて宣教師のルイス・フロイスが日野江城を訪れた時、「日本にこれほど壮麗な建造物があるなど考えてもみなかった。」と書き残したという。
二ノ丸、本丸も十分広かったけどさらに三ノ丸にはどのような建物が建っていたのでしょうか。
日野江城は歴史番組や城番組で紹介された階段遺構は日野江城のほんの一画なだけで、行ってみたら規模の大きさに驚愕しました。この規模感はぜひ歩いて体感してほしい。
高石垣ではないですが段々に積み重ねられた曲輪をびっちりと石垣が囲む様子は圧巻。
ちなみに、台風の影響によって、東側の二ノ丸側から入って二ノ丸、本丸、三の丸へは歩いて行けない状態になっていたようですが、今回見たところでは本丸から三ノ丸への道、三の丸の足元は特に問題なさそうでした。(見た限りで、実際に歩いたわけではないけれど。)
整備はされていますが今後も台風被害などがあった場合は東側、西側の両方に車を停めないと全体が見られない、ということもあるかもしれないのでご注意ください!
島原城→丸尾城→日野江城→原城2日目
富岡城→世界遺産・キリシタン遺産めぐり(大江教会→崎津集落・崎津教会)→久玉城→河内浦城→下田城→小豆カフェでランチ→本渡城→明徳寺→金浜城→棚底城→リゾテラス天草
原城の宿 城
原城の三ノ丸の先、ぎりぎり史跡指定されていないところにある2018年にリノベーションしたばかりのホテル。コンパクトな宿で1人で城めぐり旅で泊まるのにちょうどよいです。朝食、夕食は敷地内の別棟の「割烹 城」でいただくのですが、グレードアッププランにしたらものすごいボリューム!海の幸だけでなく、今回は時間がなくて食べられないかなぁと諦めていた長崎名物の具雑煮や南蛮コロッケもいただけました!原城のすぐそばなので原城の朝駆けのための前乗りの宿としておすすめです。