新府城③ 桃源郷の世界にいらっしゃい 桃と桜の共演の新府城へ

各曲輪については2020年に来た時の記事で書いているので過去記事を見てくださいな。今回は三の丸、本丸を載せますが、ぜひ見ていただきたい春の風景写真が中心です。

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2020年4月。山梨県の北杜地方の城めぐりに行きました。 若神子城から入り、古宮城、谷戸城、深草館、笹尾砦とまわり、笹尾砦から七里岩を眺めたうえでのクライマックスは新府城へ。巨大な丸馬出に圧倒されました。徳川の改修も入っていると考えられる[…]

新府城 本丸

三ノ丸

本丸に続いて大きな曲輪である三ノ丸
三ノ丸の一部は発掘調査されましたが建物があった跡は出てきませんでした。大きな曲輪は仕切りの土塁の左右で西三ノ丸東三ノ丸と分かれています。

新府城 西三ノ丸
西三ノ丸

 

新府城 西三ノ丸
西三ノ丸と間を仕切る土塁

桜の季節でも三ノ丸は荒れ放題。いや、変に手を付けて桜を植えられたりしても「それは違う!」なのでこれでもよいのです。

 

本丸

二ノ丸と本丸の分岐の前に、右に反れると三ノ丸と本丸の間に土塁が連なっているのだけど、写真で見てもわかりづらかったので省略して、桜の花が美しい本丸へ。

新府城 本丸
桜の花が美しい本丸

訪れた2021年4月3日は桜が満開でした!

本丸で桜をみながら買ってきたお弁当でランチをするのは至福の時間。
ランチの後はふたたび散策開始。

眺めの良い本丸の南西部の端に行ってみると・・・

ここからの眺めが絶景だった!

本丸北西から眺める桃源郷

本丸の北西の縁から眼下を眺めると、そこにはピンクの世界が広がっていた

新府城 本丸からの眺め
新府城 本丸西北の縁から眼下を眺める

冬に来た時は夕暮れの八ヶ岳がきれいだったんだけど、今回は八ヶ岳に目がいかない!
つい、土塁に合わせて色味を変更しちゃったけど、眼下は一面ピンク!!!

 

新府城
見渡す限り ピンクの世界

こんなにきれいだったとは。
桜と違って桃の花のピンクが鮮やかなこと。

意外とこの本丸の北西部は穴場かも。この時は城クラスターの人々ぐらいしかいませんでした。
新府城に来たらぜひ本丸の北西部から眺めるべし。近くで見る花もよいですが、俯瞰で見る一面ピンクもなかなか見られない絶景です。

 

>> 出構まで降りて桃の花を愛でに行く に続く

 

新府城

  • 住所:山梨県韮崎市中田町中條
  • アクセス:JR中央線新府駅から徒歩約20分
  • 営業時間: –
  • 駐車場:あり 30台 新府公園駐車場

 

武田氏滅亡後、そして織田信長の死去後の関東・甲信越で勢力ががらっと変わっていく様はとてもドラマチック。
この順番でまわると、北条が陣取った城→徳川が陣取った城と位置関係がわかって面白いです!
笹尾塁(北条)
若神子城(北条)
能見城(徳川)
新府城(徳川)
武田信玄が死去してすぐに織田信長も本能寺の変で死去。その後の混沌とした甲信越地方の徳川、上杉、北条の勢力争いについては平山優先生の「天正壬午の乱」が詳しいです。各勢力がどのように攻め入ったかの臨場感を感じながら読み進めることができます。
ちょっと難しいということであれば、能見城の発掘報告書に平山先生が寄稿しているので、そちらから読んでみることをお勧めします。

 

武田の城めぐり おすすめな本


武田氏滅亡
辞書のような分厚さの本に、武田氏が滅亡に至るまでや、どのように追い込まれていったかが濃縮されている一冊。
管理人もただいま平山先生の講座を受けつつ勉強中!
なお、大石泰史先生の「今川氏滅亡」と合わせてKindleで【2冊 合本版】『武田氏滅亡』『今川氏滅亡』として配信中。2冊買うならこのKindle合本版だと安くなるのでおすすめです!


 

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