2021年4月、新府城オフで再び仲間が集結。今回は桜と桃の季節の桃源郷オフ。
新府城は桜の名所。桜と桃の花は通常は時期がずれるのですが、新府城のそばにある隠岐殿遺跡周辺も桃の花が咲き、まるでピンクの楽園!夢のような美しさなんです!
新府城についてと、2020年に訪れた整備中の新府城編はこちらから。
2020年4月。山梨県の北杜地方の城めぐりに行きました。 若神子城から入り、古宮城、谷戸城、深草館、笹尾砦とまわり、笹尾砦から七里岩を眺めたうえでのクライマックスは新府城へ。巨大な丸馬出に圧倒されました。徳川の改修も入っていると考えられる[…]
2020年2月に行った山梨県北杜の城めぐり。新府城の続きです。 若神子城、古宮城、谷戸城、深草館、笹尾砦とまわり、日が落ちる直前に新府城へ。七里岩の台地に築かれた新府城にはもちろん外灯はなく、日没との戦い!ということで写真は暗いですが、2[…]
新府城については上記の過去記事を見てもらうとして、さっそく春の桜と桃の美しい桃源郷な新府城をご紹介♪
東側桝形散策
新府城をまわるコースとしてスタンダードなのは3つのコース。駐車場に車を置いて、
①出構
②本丸直登階段
③本丸直登階段の先まで歩いて大手の丸馬出へ
というのがスタンダードなコースなのだけど
④東側桝形と堀の散策から入る
というコースがあった!
新府城のパンフレットでいうと、新府城と道路を挟んだ反対側にあり、赤矢印で書き込んでおきました。
堀と桝形を東側に配置し、新府城の下の平坦な部分にもきちんと防御設備を置く。確かにこの道を通っているときに城とは反対側に不自然な凹凸があって気になっていたんだよね。
図の赤い矢印の方向から眺めたところが↓これ!
駐車場の裏側から歩いていくとでこぼこしていて、いかにも城の遺構っぽい。この写真の土橋状になっている通路の右が掘、左が桝形、正面のガードレールの先が新府城です。
東側 堀
新府城のパンフによると「堀」ということだけど、一部しかないので沼というか池の跡っぽい。
堀だったとしたら、現在の駐車場あたりも堀だったのであろうか?だとしたらそうとうな横幅だな。
東側桝形
土橋の反対側はパンフによると「東側桝形」。
この写真の奥をよく見ると土塁があって、中央が通れるようになっているのが見えるでしょうか?
新府城パンフの案内図でいうとこういう方角で見ています。(書き込んだ赤い矢印参照)
東側桝形内に降りて見たところ。土塁の中央が一段下がっている。
そして新府城の本丸への直登階段まで出てきた。春は周りに花が咲いてきれい。以前に来た時よりも明るく感じる。
それでは、最初の目的地、丸馬出へ向かってGo!
東側桝形の散策後は本丸への真田丸階段は登らず、パンフでいう下の方のルート(書き込んだ赤矢印)、丸馬出を目指して歩く。
パンフでは東三ノ丸の脇から入って大手桝形虎口に入り、丸馬出に出るようになっている。今回は大手桝形の下の曲輪を歩き、丸馬出の下の三日月堀を目指します。
丸馬出と三日月堀
パンフにある通り、そのまま登って丸馬出の上へ行っても良いのだけど、丸馬出は下から眺めておかないとね。
新府城のメインディッシュ 巨大丸馬出と三日月堀やってきた。
半円をぐるっとまわって丸馬出の上まで歩く。
よかった!丸馬出と三日月堀を囲む通路状になっているところ、1年前に来た時は整備中の時にはどうなることか!?と思ったけど、悪くない。
2020年に新府城に来た時は通路の上に、べたーーーーっと舗装されていてものすごく浮いていた。
城仲間一同、絶句してたっけ・・・。
そのときのことはこちらから
2020年4月。山梨県の北杜地方の城めぐりに行きました。 若神子城から入り、古宮城、谷戸城、深草館、笹尾砦とまわり、笹尾砦から七里岩を眺めたうえでのクライマックスは新府城へ。巨大な丸馬出に圧倒されました。徳川の改修も入っていると考えられる[…]
舗装された上に砂利が敷き詰められたので、のぺーっとした舗装の平面感(しかも浮いていた)ではなくなっていました。良かった!
「馬出」というものは数々見てきたけど、「本当にこの位置にこの大きさで馬出からの攻めまたは防衛で有効なのか!?」と半信半疑だったのです。だけど新府城の丸馬出を見たら、この城の規模でこの大きさの丸馬出なら強いだろ!。と、開眼させてくれました。
新府城の丸馬出、最強!!!
大手桝形虎口
丸馬出から大手桝形虎口を通り、三ノ丸方面へ。
2020年2月に来た時は重機が入って整備中というより「工事中」という感じだった。
あ・・・あぁ・・・。こうなっちゃったのね。
日本語なら南無三・・・。英語ならOh my Gosh!と言いたいところだ。
まぁ、しょうがないんだろうな。人がたくさん訪れたなら復元土塁とはいえきちんと守って整備していく必要がある。これもしばらくたてば地が慣れていくのであろう。
写真は丸馬出を背にして大手桝形に向かっているところ。
大手桝形と案内はあるが、ここには門が建てられた形跡はないとのこと。立派な桝形なので築城時に余裕があればさぞかし立派な門が建てられたことでありましょう。武田勝頼の築城時は、桝形をしっかり作るので精一杯だったのであろうか。
誰もいなくなったところを狙って撮影!(お散歩している地元の人もいてなかなか撮れない)
右側にクランクしているのがわかるかな?
城内から大手桝形虎口を眺めたところ。
土塁がしっかりと整備されましたな。
>> 桜が満開の本丸と俯瞰で眺める桃源郷へ
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