周山城③ 土づくりの「西の城」。周山城は2つの顔を持つんです!

周山城の旅。西の城の散策の後は来た道を戻って東の城へ向かいます。最後はまだ行っていなかった南の曲輪を目指します。まずは本丸へ戻る!

東の城 小姓曲輪

東の城の本丸への帰り道。小姓曲輪の南側の石垣は、すでに見慣れたはずなのにそれでも目を奪われる。

周山城 西曲輪群 南側の石垣
小姓曲輪の南側の石垣

往路は石垣を見るために目線が上を向いていて気づかなかった!下を見て歩くと石段のような石列を発見!

周山城 西曲輪群
小姓曲輪脇を歩いていると石段のような石列があった!

おぉぉ。階段状になっている!往路の時の「下り」よりも本丸への帰り道の「登り」のほうが気づきやすいかも。忘れずにチェックしてくださいな。

 

周山城 小姓曲輪
小姓曲輪を通過

そして小姓曲輪の上段を通り抜けて・・・

周山城 本丸西側の通路
再び本丸西側の通路へ

本丸西側の通路へ。この石塁は何度見ても良き


南曲輪群へ

そして南側の曲輪に降りていく。ところどころに見える石垣の残りが良い!

周山城 石垣

鷹屋の丸

本丸下の南曲輪群へ。少し下ったところにあるのが鷹屋の丸。鷹小屋があったのかしら?
縄張図では「VII」となる。

周山城 縄張図
周山城 縄張図

 

周山城 南曲輪群 VII
南曲輪群 VII 鷹屋の曲輪

「鷹屋の曲輪」という看板があるすぐそばの木に案内の黄色いテープが貼られていて、よく見ると「搦め手」と書かれていたけれど、うーん。搦め手は西側なんじゃないかなぁ。

ふむふむ。これが南の曲輪か。これで終わりかと思ったら最後の見所が。

ここが見どころ! 南曲輪の石塁

鷹屋の曲輪の下にも石塁があるのだ!

周山城 南側の曲輪
南側の曲輪 石塁(西側)の名残

鷹屋の曲輪から下(北)に向かって道の両サイドに石塁がある。写真は西側のもの。ちょっと難しいけど石列に沿って下に向かって少しだけ降りて見た。VIIIの曲輪へ行くにはなかなかの傾斜で木々につかまりながら降りるのが難しかったので奥までは降りなかったのだけど、ここまででも十分見ごたえあり!

よくよく考えると、これってすごいよね。
高所にある本丸の東、南、西のそれぞれの通路には石垣が築かれてる。三方を登り石垣で固めるって几帳面というか細かいというか。明智光秀の性格がわかるようだ。

戻るには右側(東側)にも石塁があるのだけど、「く」の字の道がある。まっすぐに登らないところがこれまた技巧的というか凝っているというか

途中には石垣のダメ押し!もう、石垣のごちそうじゃん!

周山城 南曲輪群の石垣
南曲輪群の石垣

登り切って鷹屋の曲輪に入ろうとすると、出た~! 鷹屋の曲輪の東側虎口への石段!

周山城 南曲輪群
鷹屋の曲輪の虎口の石段

石段がしっかり残っている!

周山城 南曲輪群
鷹屋の曲輪の虎口 石段

石段を上がってくると鷹屋の曲輪の虎口へと入るわけです。素晴らしい!

周山城 南曲輪群
鷹屋の曲輪の虎口に到着する

南曲輪群の鷹屋の曲輪にて周山城の旅は終了。隅々にいたるまで手の抜きどころが無い素晴らしい城でした。
明智光秀、隙が無い!細かく技巧的に作られていて、光秀の几帳面で生真面目な性格が表れているような城でした。

周山城 散策ログ

途中で本丸でお昼休憩をしつつ、登城口から約4時間の山城歩き。
尾根筋に広がる曲輪のうち、4つの曲輪は奥まで行けなかったけれど、それでもじゅうぶんな見どころを持つ城。石垣で囲まれた「東の城」だけでなく、土づくりの「西の城」まで行けて、大満足な旅でした。

<周山城編 終わり>


岸和田城と合わせて行きたい!

慈眼寺
本能寺の変後に黒く塗られた明智光秀像「くろみつ大雄尊(だいゆうそん)」の像があるお寺。光秀像の方の部分にはうっすらと桔梗紋が見えました!
慈眼寺では御城印も販売しています。


参考資料:
『週間日本の城』デアゴスティーニ
戦国の山城を極める』加藤理文・中井均共著

この旅ではこちらのホテルに泊まりました!

福知山方面に行くなら!おすすめビジネスホテル


ホテルサンルート福知山
福知山城に行くために泊ったホテル。福知山駅の近くにあってモダンでオシャレなホテルでした。部屋には空気清浄機と小型のカプセル式のコーヒーメーカーがある!ベッドの足元にコンセントがあるので寝ながらスマホ見ながらの充電もできて便利でした。ミネラルウォーター1本のサービスもうれしい!


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周山城 西側の堀切
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