島原城 フォトジェニックな白亜の五層天守と武家屋敷を旅する

島原武家屋敷

島原武家屋敷
島原武家屋敷

島原城の裏にはかつて武家屋敷が立ち並んでいました。お城ではないけれど、島原城の裏に江戸時代の生活がわかる一角が残っているので紹介します。

約400mぐらいの一角に幅5mの道路の両側に武家屋敷が残っていて、山本邸、篠塚邸、鳥田邸が公開されています。
こういった武家屋敷は別々のところにあったものを集めているところもありますが、この一画は「武家屋敷街並み保存地区」として当時の区割りどおりに保存しています。無料公開しているのは3軒のみですが、現在もその区割りどおりに人が住んでいる「生きた城下町」なんです。
島原は湧水が多い土地で、武家屋敷周辺には湧水の小川が流れていて、これがまたいい雰囲気なんです。

水路がいい雰囲気

当時は飲料用、生活用の水路でしたが、現在もきれいな水が流れていてその流れる音が心地よく、穏やかな気分になります。車の進入を制限していてゆったりと歩けるので散歩にちょうどよいです。

 

鳥田邸

島原武家屋敷 鳥田邸
島原武家屋敷 鳥田邸

ここらへん一帯は中級・下級武士の屋敷で「鉄砲丁」と呼んだそうです。
一戸当たり区画が分けられていて、敷地内にびわや柿、柑橘類など果樹が植えられていました。
「かやぶき屋根」のおうちは一見、農家のように見えますが、武士の家です。

 

鳥田邸 お食事中
鳥田邸 お食事中

お食事中、失礼いたしま~す。おぉ。時代劇の世界だ。家長であるお父さんは床の間のある上座に座っている。

お食事は質素です
お食事は質素です

お食事は一汁三菜・・・よりも少ないけど、メインディッシュはきっと焼き魚で、このくらいの分量だったのかな。かなり質素ですね。

鳥田邸

床の間、畳、障子に襖。典型的な日本家屋の作りですが、畳が敷かれていて床の間があるということはやはり農民とは違う格の高さなのだと思います。

鳥田邸

 

鳥田邸

 

 

篠塚邸

篠塚邸
篠塚邸

お勉強中ですね。

もっと写真も撮ったはずだし、山本邸にも行ったんだけど、家の中が暗くて撮影に失敗したのか写真がない・・・。
10年くらい前のことなので、記憶にもない・・・。
ぜひ、足を運んで見てみてくださいな。
(2021年3月にふたたび行ってきました!のちほどレポートします!)

 

島原武家屋敷 全体図

島原藩士屋敷図
島原藩士屋敷図

武家屋敷の一角に無料の休憩所があって、お庭を眺めながら島原の郷土料理(というか、おやつ?)の「寒ざらし」をいただくことができます。写真はその休憩所の案内板にあった武家屋敷の区画図
「現在地」と書いてあるのが無料休憩所の位置だけど、武家屋敷の当時の建物が残っているのは一角。区割りはおそらくほとんど変わっていないと思います。
こんなに広かったんだ!

下のほうにある大きな区割りは島原城です。左から本丸、廊下橋でつながれた二ノ丸、そしてとても広い三ノ丸。
中級・下級武士とはいえ、島原城からは近い位置に住んでいるので、実務的にはそれなりのお役目を与えられていた武士たちの住居があったのかもしれませんね。それにしても、島原城の区画は広いな!

無料休憩所
無料休憩所のお庭
無料休憩所のお庭
城下町散策の間の休憩はここで

島原武家屋敷は島原城の本丸の裏から歩いていくことはできるのですが、本丸の高さから堀を越えて行く必要があるため、それなりに距離とアップダウンがあります。車を島原城の天守の下に停めると、武家屋敷まで往復しなくてはならないので、武家屋敷の駐車場に停めたほうがよいです。ただ、停められる台数は少ないので、観光客が多いシーズンは島原城内に車を停めたほうが良いかもしれません。
(私は1回は島原城に車を置いて歩き、1回はわりと早い時間帯だったので観光客は少なかったので、第一中学校の裏の駐車場に停めることができました。)

城下町散策を終えて、ランチをしに行きます!

島原武家屋敷 基本情報

  • 住所:長崎県島原市下の丁
  • アクセス:島原駅から徒歩15分。島原城からも徒歩15分くらい。
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 料金:無料
  • 駐車場:第一中学校の裏、武家屋敷側に数台停められます。
  • トイレ:無料休憩所、桜門公園にあり
  • 食事処:無料休憩所内に和デザート「かんざらし」がいただけるお店があります。

 

東京から島原へのアクセス
JAL、ANA便で東京から約2時間。
長崎空港からは島原までは直行特急バスが出ていて、島原まで1時間40分。近い。近い。
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2004年の島原城
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