岸和田城　奇想天外な庭園が意外とマッチしている城

百間堀を渡り、左に二の丸、右に本丸。いよいよ土橋を渡って本丸へ。岸和田城名物の名勝指定になっている幾何学的な庭園と天守閣を見に行って、続百名城スタンプを押さねばならぬ！

本丸

本丸へ続く土橋の手前には「猪伏山（いぶせやま）」と「千亀利城」の案内が。

本丸の案内で本丸の見所をチェック。石垣はカクカクオレオレしているのね。

この「岡部氏記念碑」の奥には北二層櫓がありました。

庭園

国の指定名勝になっている岸和田城の庭園へ。

本丸には「八陣の庭」と名付けられている幾何学的な庭園が。
ARアプリでこの庭園で9つのキャラクターが探せる、というアトラクションもやっていました。

これはこれで良いかもしれないけれど。
個人的にはうーん。なんだかなぁ。（困惑）
写真映えはするんだけど、これじゃないというか・・・。
昭和28年（1953年）にこの庭園を造ったために本丸の発掘調査はできていないそうです。本丸にどんな建物が配置されていたのか。御殿マニアとしては知りたい・・・。

庭園単体で見ると「うーん。なんだかな。」だけど、写真映えすることは間違いない。

大天守と小天守

続日本100名城のスタンプはこの天守閣内にあります。スタンプを押して散策再開。

「週刊　日本の城」によると、岸和田城の天守は初めて天守があがってから何度も作り替えられてきたそうです。

岸和田城　天守の遷移

• 小出氏から松平氏の間に五重天守（望楼型）を建てる
• 下見板張りの層塔型の五重天守に改造　（「正保城絵図」1644年　より）
• 文政10年（1827年）　落雷で焼失。岡部氏は三重天守と二重小天守での再建を幕府に願い出るが、築かれた記録はない。

そして天守閣最上階からの眺め！

まわりに高層の建物がないので視界が広くて眺めがとてもいい！
幾何学的な庭園もいい味だしている。

もっとゆっくり回りたかったけれど、このあと大阪の友人と約束があったのでこれで終了。
それでもニの曲輪、市役所まわりの元水堀跡、百間堀、二の丸、本丸とひととおり探索できました。

最後は西側の堀を眺めながら蛸地蔵駅へ。40分弱の散策でした。

＜終わり＞

参考資料：
・デアゴスティーニ　週刊日本の城
・大阪府ホームページ　岸和田高等学校（岸和田城跡）