2021年4月の岐阜県可児市の山城めぐり。
今城の次に訪れたのは守護大名であった土岐氏の一族によって築かれた久々利城。曲輪が馬蹄状に連なり、桝形虎口、二重堀切や土橋と見どころが多く、その土木量が半端ない! さすが名門土岐氏一族の城だなぁ。と関心しっぱなしでした。
久々利城とは
美濃の守護大名であった土岐頼兼の弟、康貞から始まる久々利氏の居城。1583年(天正11年)に森長可に攻められ落城した。
丘陵の南西部の端に位置し、馬蹄型(U字型)に曲輪がつながっている。U字の間のところは自然の谷。尾根上に置かれた曲輪の合間に堀切、横堀や桝形虎口といった設備が配置されている。

久々利城へ
可児郷土歴史館の駐車場バスが停まり、そこから道路を挟んで久々利城の登城路へ。
郷土歴史館との間を通っている国道84号が曲者で交通量が多い!
ガイドさんも「ここが久々利城で最難関の場所です」と言うほど車が多いので横断は気を付けて!

桝形虎口
登城口から数分で桝形虎口へ。この周辺がとても技巧的なのです。

城内にはこのような説明案内板があり、見どころを解説してくれます。


この桝形虎口内に入っていくと土塁に当たり、まっすぐには進めないようになっている。この桝形が狭い!
まぁ、それはいい。そういう技巧が凝らされていたとしても納得だから。
怖ろしいのは左の三の曲輪から丸見えだということ!

怖っっっ!

そして桝形を抜けると急に狭くなり、三の曲輪から狙われ放題。

三の曲輪の見事な切岸に見惚れながら歩いていると、右側にも小さな曲輪があって、まぁ、狙われるわな。

久々利城の東側の尾根沿いの曲輪は、三の曲輪、二の曲輪、一の曲輪ともに広くてそれぞれ高低差がある。

>> 三の曲輪を探索します
- 1
- 2