有馬温泉の豊臣秀吉の足跡をたどる旅。
最後はかつて秀吉が「いくら見ていても飽きない」と褒めたたえたという瑞宝寺公園です。
瑞宝寺跡へ
いきなり話がずれますが、今回宿泊したのは有馬 瑞宝園というホテル。温泉街の外れ、坂を上った先というあまりアクセスは良くないのですが(でも銀泉の温泉に入れたし、牛しゃぶはおいしかった!)、決め手は瑞宝寺公園に近いということでした。
瑞宝寺は慶長9年(1604年)に大黒屋宗雪が開いた瑞宝庵から始まったとされる。
明治6年(1873年)に廃寺となり建物は無くなったが、豊臣秀吉に「日暮らしの庭」と言わしめた庭園は整備され、現在でも屈指の紅葉スポットとして有名。
小倉百人一首に選ばれている恋の歌「ありまやま ゐなのささ原 風ふけば いでそよ人を わすれやはする(大弐三位)」の歌碑がある。
園内には秀吉が愛用したと伝わる石の碁盤や、京都の伏見城から移築したと伝わる旧瑞宝寺の山門が残る。
ホテルにチェックインして早々に秀吉の碁盤を見に行くことに。
ホテルに至るまでに坂を登ってきてけっこうな高さまできたのに、さらに坂を登るのね。

伏見城から移築された門!?
瑞宝寺公園へ到着。あれが伏見城から移築されたと伝わる山門か!

山門の前に立つ案内板によると、この山門は「明治初年(1868年)伏見桃山城から移設されたもので、昭和51年に一部瓦葺であったものを銅板葺に修復した」とのこと。移築されたのが明治初年ということなので、伏見城からどこかに移設され、さらに移設されてきたのであろうか。
調べたのですが、いつ、どこの門を移設されたかの詳細はわかりませんでした。




入口から少し下がると庭園に出る。庭園側から仰ぎ見た山門は横から見てもしっかりとしたつくりで素敵。![]()

真冬に行ったので彩りはなかったけれど、紅葉の時期は美しいのだろうな。瑞宝寺跡は高低差があるので、下から木々を仰ぎ見てもきれいだろうし、上から眺めると赤と黄の絨毯のように紅葉が広がるのでしょう。
他にも小倉百人一首に選ばれている大弐三位の歌碑があったり。
「ありまやま ゐなのささ原 風ふけば いでそよ人を わすれやはする(大弐三位)」

瑞宝寺の歴代の住職?の塔が並び立つ前に十三重の塔があったり。

これは池の跡だったりするのかな。上から水を流したら素敵じゃない?

発見! 秀吉の石の碁盤
秀吉の碁盤はどこだー?と、ほぼ一周しかけたところでやっと見つけた!

大きな平たい石の上には碁盤のマス目が刻まれている。

秀吉が紅葉を眺めているうちに終日を過ごしてしまったという「日暮しの庭」。
「太閤の湯殿館」に展示されていた黒い碁石と朝鮮蛤で作った白い石を持ち出してきて、石に腰かけてパチパチと碁を打っている姿が目に浮かぶ。
頭上には
赤く色づいた木々
。
最高なバカンスの過ごし方じゃないか!![]()
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秀吉は有馬温泉に9回も訪れていたと記録が残っているが、そのうち3回も茶会を開いていたそうな。
参加者は腹心の部下の石田三成をはじめ、大谷吉継、増田長盛。さらに千利休、今井宗久、津田宗及の天下三宗匠も!
現在も秀吉を偲んで毎年11月に「有馬大茶会」が開かれ、瑞宝寺公園では野点が行われます。
次に来るときは野点に参加したいものです。
瑞宝寺公園
- 住所:兵庫県神戸市北区有馬町1912
- アクセス:神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅から有馬街道経由で徒歩25分。
- 営業時間: 24時間
- 料金:無料
- 駐車場:なし
有馬 瑞宝園
2024年2月に宿泊しました!
有馬温泉の温泉街からは奥のほうにあるため有馬温泉駅からは徒歩20分。しかも坂道を登るという少々アクセスは悪いですが、他の宿より安くて泊まりやすく、コスパの良いホテルです。夕食には神戸牛のしゃぶしゃぶ!おいしかった!温泉は「銀泉」に入ることができます。
秀吉が囲碁を打ったという碁盤の石がある瑞宝寺跡は散歩圏内です。
有馬温泉 泊まったホテルとおいしいもの編へ続く

