明石城 坤櫓と巽櫓と天守台へ攻め入る旅

巽櫓

本丸の入口の隅櫓 巽櫓
本丸の入口の隅櫓 巽櫓

青空と対比させたかったので、露出はかなり暗めに撮影。

巽櫓は三重なので、そこいらの櫓よりだいぶ大きい。この下は絶壁。かなりすごい高石垣で、上から見ると本当に高くて怖い!
明石城の石垣。侮れないぞ・・・。

巽櫓
巽櫓

非常にシンプルだけど、日本に12基しか現存していない貴重な三重櫓のひとつ
巽櫓付近は展望デッキになっています。そこから撮影すると三重櫓の全体が撮影できます。巽櫓の千鳥破風にある赤いポッチが気になるワタシ。

日本に12基しか現存していない貴重な三重櫓。弘前城にもあります!

 

巽櫓の対となって建っている坤櫓とともに1カ月交代で中を一般公開してくれているようだけど、12月はオフシーズンで、残念ながら中に入ることはできませんでした。
私が行った2013年時点では、公式サイトによると、巽櫓はどこかの城の廃材や材料を流用して造られたのではなく、新築で作られたという記述がありましたが、現在(2021年5月時点)はこのように記載されていました。

本丸の南東端に築かれた3重櫓で、船上城から移築されたと伝わっています(船上城の天守だった可能性も)。ただし1628年(寛永5年)または1631年(寛永8年)に焼失したため、現在ある櫓は再建されたものです。

明石城 公式サイトより

ちなみに・・・
船上(ふなげ)城
は明石にあった平城で、キリシタン大名であった高山右近の居城でした。禁教令によって右近の領地没収になったあと、明石城の築城に伴って廃城になりました。
という経緯もあり、船上城から移築されたといっても特に違和感はない。

 

白漆喰の土塀に沿って反対側にある坤櫓へも行ってみる。
ちなみにこの土塀は阪神淡路大震災のあとに巽櫓、未櫓の修繕に伴い、100年ぶりに復刻されたそうです。

 

坤櫓

坤櫓
坤櫓
坤櫓
坤櫓

あぁ。中に入りたかった・・・。
坤櫓は伏見城から移築されたと伝わる、城内で最大規模の櫓で、巽櫓と同じ日本に12基しか現存していない貴重な三重櫓のひとつで、天守の代用とされていました。
巽櫓よりも破風があって優美なのよね。
同じく公式サイトによると、建物としては「伏見城の木材と思われる木目のそろった松の木が多く使われた」といい、豪華なつくりだったそうです。各階の高さが3mもあり、巽櫓とはひとまわり違うという。
天守の代用だったということも納得ですわ。

日が完全に落ちないうちに少しでも散策を・・・とウロウロしていたら、坤櫓の横に落ち葉に埋もれた石段を発見!
登れ、登れと誘っているよ。

 

天守台へ

坤櫓からの石段
坤櫓からの石段

登ってみたら、城内最大と言われた坤櫓を近くで見ることができました。

坤櫓
坤櫓

絵画調に装飾してみました。

上ったところは枯葉が敷き詰められて広場になっていました。城壁にまたがるような感じに造られている。なんか建物でも建ってたのかな?と思ったら。これが天守台の跡だった!
本丸の中を「天守台の跡があったはずなんだよなー。」と案内板を見てみたら、まさにこの場が天守台だったと判明。

明石城は天守台はつくられたものの、天守は築かれなかったという。
先ほど掲載した天守への階段の写真。これを上がってさらに左カーブで天守台に上るのだけど、そこはもう、階段というより「山登り」な感じで、ブーツで上ったワタシは「これ、上ったら降りられないんじゃないか!?」と躊躇しました。後から調べたら、天守台は本丸から3mの高さにあるらしい。
好奇心には勝てないので上っちゃったけど♡。
必死な思いをして登ったら、枯葉が敷き詰められているだけ。でも天守台跡だったのね。

しかも、あの石段の一段目には宝篋印塔(ほうきょういんとう)の基礎が転用されていたんですって。落ち葉まみれでさすがに気が付かなかったです。😅

坤櫓の周りを一歩下がって見てみたら。

天守台
天守台

天守台だった。

近くを歩きすぎていてわからなかった。

天守が築かれなかった理由は不明ですが、中津城の天守を移築する案もあったそうな。それはそれで大変だよな。

坤櫓と天守台
坤櫓と天守台

このアングルからだったら天守台だとすぐ判別できたな。

今回の明石城散策は、2つの現存櫓と天守台跡を見るのが目的だったので、これで攻略完了。
この裏にある堀や池の跡まで行きたかったけど、あまりにも暗い本丸がちょっと怖くなってきたので退散。

日暮れの巽櫓、坤櫓を撮影したかったので最後に立ち寄って撮影。

坤櫓に天使の梯子が降りてきた
坤櫓に天使の梯子が降りてきた!

 

最後に一枚。本丸を振り返って絵画調で。

巽櫓と坤櫓
巽櫓と坤櫓

うん。さすがSONYのNEX-5R。面白く撮れるわ~。

と、退却している間になんか見つけた。

武蔵の庭園
武蔵の庭園

「武蔵の庭園」と呼ばれているそうな。
案内板を見てみると、明石城の城主の小笠原忠政の命令を受けた宮本武蔵が現在は陸上競技場になっている付近に「樹木屋敷」を建てたそうな。お茶屋、鞠の懸り、築山、泉水、滝などを設けたいわば、城主のレクリエーション施設。
っていうか、宮本武蔵って作庭もやったのね!
宮本武蔵は明石城下の町割り(まちづくり計画)も行ったらしい。ほぉ~。
現在の「樹木屋敷」は、有識者の意見を参考に造られたそうです。宮本武蔵って設計もやったり庭園プロデューサーでもあったのね。多才だわ。

武蔵の庭園から眺めた坤櫓と巽櫓
武蔵の庭園から眺めた坤櫓と巽櫓

明石城は2つの櫓と城壁が見られれば良いかなぁと思っていたけど、思いのほか石垣も素晴らしかったです😍。
次回はもっと暖かい時期に行って池のほうまで下りてみたい。二ノ丸もしっかり探索しなくっちゃ!

終わり

 

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レンズが撮らえた幕末日本の城
明治に入って撮影された城の写真が充実!現存の三階櫓である巽櫓、坤櫓の写真があり、当時と変わらない様子が見えます。今はもう無い太鼓門や大手門の写真もあって、ちょっと感動します。

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