八代城② 大天守・小天守石垣に登って高さと大きさを体感せよ! ~島原・天草の城めぐり(19)

八代城、本丸編の続きです。二ノ丸側から欄干橋を渡って高麗門、頬当御門を通過して南側へ。石垣の上まで上がれるようになっているので散策もできちゃいます。八代宮の裏側を通過して小天守台、大天守台を探検に行きます。

本丸 続き

本丸の南面から西側を歩き、西北の隅にさしかかったところで景色が一変します。おぉ。小天守台大天守台。ちょうど写真の中央に写るのは小天守と大天守をつなぐ渡り通路ね。

八代城 小天守と大天守の通路
小天守と大天守の通路

小天守へ

まずは小天守台へ登ります。だいぶ足場は悪く、崩れているので雨が降っているこの天気では危険ではあるものの、ここまできて登らずにはいられない!

八代城 小天守台
小天守台

現在はこの登りにくい石段を登っていくのですが、現地の案内によると、

当時は大天守の下の平場から石段を登って小天守の地階に入り、渡り櫓を通って大天守の地階へと通じていました。

ということだったらしい。小天守の地階から渡り櫓を通って大天守の地階!? 小天守へ登って渡って下って大天守の地階に出たのか?よく造りがわからないけど、この登り口は後世のものなのであろう。

 

八代城 小天守台
小天守台

小天守台の石垣がこの登り口からよく見えるんだよな。身を乗り出すと堀に落ちそうだから怖い。

八代城 堀を縁取る桜
堀を縁取る桜がきれい

 

八代城 小天守台に立つ
小天守台に立つ

小天守は「本丸平面図」によると「小殿主」という表現で記されていて、外観は二層で内部は二階、地下一階という建物でした。
寛文12年(1672年)2月に落雷によって大天守、小天守をはじめ本丸北西部が消失。小天守のみ再建されました。その後にまた火災で小天守が消失。さらに再建されたという。当時は避雷針もないので周囲に高い建物がないと雷が落ちやすかったんだろうなぁ。
本丸御殿も1622年の完成後、1672年に焼失、さらに再建、寛政の火災でまた焼失、1800年に再建されたというから、八代城も他の城と同様、火事で何度も焼失と再建を繰り返し、平和の時代になると大天守は不要となり再建されない、という歴史をたどったようです。

八代城 小天守台から見る大天守台
小天守台から見る大天守台

小天守台から眺める大天守台。渡廊下から大天守台への入り口がまた素敵。そういえば、小天守から大天守のほうは撮影しまくったけど、小天守から本丸側はいっさい見なかったな。もう、目の前の石垣に夢中すぎて。

八代城 小天守地階
小天守地階

小天守は外観二層で地階部分を含むと三階だったようです。

 

大天守へ

そして大天守へ。この入口の細さがたまらん

八代城 大天守入口
大天守入口

残っている絵図によると、現在はむき出しのこの渡り通路の両サイドには土塀で囲われていたようだ。

八代城 天守台の石垣
天守台の石垣

これまた高い石垣だし、隅石の形どるラインがきれいなこと。

八代城 天守台地階
天守台地階

小天守より底上げされているのか地階との差はあまり感じないので、地階に降りてみた。

八代城 天守地階
天守地階

広いなっ!

大天守は「正保城絵図」によると、外観四層の層塔型天守で、最上階の入母屋破風を除いて破風が一つも存在しない、すとーんとした天守だったらしい。「本丸平面図」には「五重殿守」と記載されていて、実際は内部は四階かつ地下一階だったことから「五重殿守」という表現になったものと思われます。

八代城 天守跡
天守跡

四層地下一階の天守が建っていたというだけあって天守台はさすがに大きい。

八代城 大天守台から小天守台を眺める
大天守台から小天守台を眺める

大天守台から小天守台を眺めると、良い眺めだ。そして小天守台でもじゅうぶん広い。

八代城 小天守台
小天守台

大天守から見るこのアングルからの小天守台もいいねぇ。

八代城 大天守跡の碑
大天守跡の碑と桜

大天守城の地階には桜が植えられていて、大天守台を彩っています。桜の季節に訪れるのがおすすめです。

大天守と小天守の天守台。八代城としてはあまり推してないみたいで案内もなく、表桝形虎口の欄干橋、高麗門から入った場合や八代宮から入ってくると裏側にあたるので気づかないかもしれない。足元も悪いけれど上がれるならぜひ上がってその規模を感じてください。

 


大天守はその石垣はじゅうぶんすごいのだけど、ここから眺める唐人櫓台(とうじんやぐらだい)がいい!

 

見どころ 合坂のある唐人櫓台を天守台跡から眺めて見よう!

大天守台から一段下がって続いている唐人櫓台。この櫓台に上るための合坂(石段の残り具合)がとても良いのです。

八代城 唐人櫓台跡の合坂
唐人櫓台跡の合坂

唐人櫓台は搦手口を守る位置にあった櫓。その櫓台には「合坂」がついていました。
合坂
とは、土塁や石垣に上るための石段のうち、向いあって「V」字型に石段が設置されているもの。

会津若松城でも天守に近い石垣に備え付けられていたっけ。

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会津若松城

会津若松城ほど規模が大きくてワイドではないけれど、八代城の合坂も味わい深くて素敵です。

 

八代城 唐人櫓台
唐人櫓台

大天守台から見るこのアングル。城の本などではおなじみ。絶対撮影すべし!

 

 

本丸搦手口から北の丸へ。貴重な北の丸の石垣を見に行く!

八代城 大天守台
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