2014年12月3日~7日まで開催されていた天皇陛下の傘寿記念の「皇居 乾通り一般公開」に行ってきました!
春の時は特別公開には申し込んだけどあっさり落選。秋の公開は応募を忘れていて参加できず。
今回は抽選ではなく参加できる。混雑するだろうけど「江戸城の普段は公開されていない西の丸を歩くことができる」というのは城好きにとっては見逃せないこと!
乾通り一般公開のときの入口は坂下門になります。
西の丸が造営された時にできた門で、西の丸の坂下にあったので「坂下門」と名付けられたそうな。明治時代からは宮内庁への入口の門に。渡櫓門のみだけど、建設された当時は枡形の門で左側にありました。幕末に起こった「坂下門外の変」はここで起こりました。
坂下門を通過すると見えてきたのが宮内庁。
玄関が前にせり出しているので遠近感というか立体感があって圧倒される。
乾通りは西の丸側にあって、お堀の反対側が東御苑。
紅葉がとてもきれいだったんだけど、とにかく人が多くて撮影するのも一苦労。とはいえ、今回の目的は紅葉よりも「普段見られない江戸城の遺構を見る」「撮影できない角度から写真を撮る」。
撮って撮ってとりますわよ~。
蓮が咲く堀なのか?蓮の花どころか、水掘かどうかも見ても分からず。(水堀のはずなのだけど、規制されていて近づけない。あぁ。近づきたい。草が茂ってるように見えたんだけどなぁ。
写真にあるのは15も建っていたという多門櫓のうちの現存するひとつ、富士見多門櫓かな?
石垣の隅石がいいわぁ~。
木々の先に東御苑の石垣が見える。この公開の時だけでないと見られない貴重な姿です。
「局門」と案内がありました。詳しい案内がなかったので用途はよくわからないのけど、仕えていた女性が出入りしたのかな。門の丸瓦はひとつひとつが菊の紋。さすがだわぁ~。
そしてまた歩いて行くと今度は素敵な建物が。謎の建物。長屋?長屋門?
案内に立っていた方(おそらく宮内庁の方?)に聞いてみたところ、よくわからないけれど現在は倉庫として使用しているとのことでした。
道灌濠は、太田道灌が江戸城を作った時に一番最初に造られた堀という由来があります。水面に紅葉が映ってきれい。東京のど真ん中にこんなところがあるなんて!
途中、右に抜けて東御苑のほうに入る道があったけれど、この道の先にある「乾門」を通ってみたかったのでそのまま直進。
乾濠が見えてきました。こちらも堀の幅が広いねぇ~。
乾門は江戸城の「戌亥」の方角にあるので乾門。ここまで約30分の散歩道でした。
それにしてもすごい人出だ。初詣のようだ。
紅葉の写真はほとんどないけれど、いや、撮るには撮ったんです。でもどう編集しても人の顔が入ってしまって載せられない写真ばかりでした。
乾門から出て北桔橋門(きたはねばしもん)から今度は東御苑へ向かいます。
北桔橋門の上から通ってきた乾通りのほうを眺めると、すごい人だ!!!
北桔橋門から本丸に入ると天守台はすぐ。大手門側から見ると「本丸の奥」ですな。
天守台のすぐ近くということで守りもしっかり固めねば。ということで当時は「跳ね橋」だったそうな。天守台から東御苑を散歩し、大手門から帰りました。
最後に撮った一枚。
内掘の水は肉眼で見るとそんなにキレイじゃなかったんだけど、カメラのレンズを通すと青空が写ってものすごくきれいなブルーに。周りのビルも写り込んでいてきれい。
秋の紅葉も素敵だったけど、春の桜は格別なんだろうな。来年の春も公開してくれると嬉しいけれど、最終日の今日の人出は84,980人!
次回、開催されるとしたら桜の季節は一日あたり10万人突破する日が出てくるかもな。