2月14日。
前週に引き続き、またもや東京に大雪が降りました。
もともと午後は会社を休む予定で、大手町のほうに用事があったので、もしかしたら、雪の江戸城の写真が撮れるかも。と、愛用のミラーレス一眼カメラ、SONYのNEX-5Rも一緒に連れていくことに。
結論。
雪が積もった城は素敵だけど、
大雪の最中に撮影に行くものではない。
過去最高という東京の大雪。
こんな中で撮影なんてするもんじゃない。
雪が上がって天気の良い翌日に撮りに行くべきだ!ということに気がつくのが遅いよ。自分・・・。
大雪の追手門
雪がとにかく強く降っていて、すぐレンズにかかってしまう。傘をさしながらもなんとか撮影。
まるで、大老だった井伊直弼が暗殺された桜田門外の変を思わせる光景。
(いや、撮影しているのは桜田門ではなく、追手門なんだけどね。)
ここまでの天気の悪さと大雪だと、露出とかホワイトバランスとか、何が正しいんだかわからない。
大雪って何をどう設定したらよいんだ!?
あまりの寒さに道を渡って追手門の前まで行く気力ナシ。でもここまできたら、巽櫓はみておきたい。と、寒さを我慢してまた歩く。
巽櫓が見えてきました。
正式名称は桜田二重櫓。別名「巽櫓」
江戸城にはこのような櫓が20基もあったらしいけど、現存しているのは巽櫓、富士見櫓、伏見櫓の3つのみ。隅っこにある櫓「隅櫓」では現存しているものはこれだけ。
櫓の中には有事の時に備えて鉄砲や弓など武器が保管されていたそうな。
お堀に映りながら建っている様子は美しいけど、攻撃用の狭間もあれば出窓のようになっている石落としもあり、実践目的で建てられたというのがよくわかる。
お気に入りの構図はこの角を右に曲がって桔梗門方面に行ったところ。
白黒写真で撮影したかのような光景
白い雪が写りこんでいて、撮影するのは大変だったけど嫌いじゃない。
本来はこんなにきれいなのよ。
これはNEX-5Rを買ったばかりの昨年4月に試し撮りに行った時に撮影したもの。
巽櫓と奥に見える桔梗門
桔梗門は、普段は厳重に警備されていて、通れないようになっています。近付くと、追い払われるんじゃないか!?と思うくらい。
一般参賀の時、桜の季節と紅葉の季節の乾通りの通り抜けの時、予約してはいる皇居の見学の時に出入口になります。高麗門を入ると渡り櫓門があり、いわゆる枡形がしっかり残っていて、素早く出入りしなくてはならないのだけど、この桝形がたまらぬ。ずっと撮影していたい。
皆様、ぜひぜひ、暖かい時にお越しくださいませ。
こんなに雪の積もった江戸城を見に行く機会なんてなかなかないけど、やっぱり寒かった!