2016年から始まった城好きの城好きによる城好きのための祭典「お城EXPO」に初参戦してきました!
いやー、この時期は無理よー。寒いしー。と、毎年行く気になれず(冬山をガサガサ歩きまわってるくせに)、ここ数年は配信でセミナーに参加していたのだけど、今年は暖かいので初参戦。
撮影NGだったり内容の公開はNGなものもあるため、「ここに行った」の記録だけとなりますが、まるっと1日、城のことだけ考えられるってなんて素敵なんでしょう。めちゃくちゃ楽しかったです!
お城EXPO2023 1日目
初めてやってきたよ、パシフィコ横浜。お城EXPO2023の会場はノース棟です。
開場 開城前に到着したにも関わらず大行列。列はパシフィコ横浜の横を通って展示棟の裏まで伸びていました。
こんなに並んだの久しぶり。嵐のドームライブのグッズ販売以来だよ。
開場時間の9:00になっても待機列が進まなくて、朝イチのセミナーに参加するワタシはやきもきしたけれど、9:15分頃には館内に入れました。
ノース棟の入口は2Fだけれど、チケットのもぎりは1Fで、そのまま1Fの「城めぐり 観光情報ゾーン」へ突入。
今回の参加目的はワークショップや日本城郭協会のセミナーに参加することだったので、まずはワークショップの整理券をもらうべく「インフォメーション」を探す。
「城めぐり 観光情報ゾーン」に入ったワタシ。
「すごっ!」
各自治体や出店団体が本格的なブース設営している!もっとライトな感じかと思ってた!
次はそのまま一気に3Fへ上がって「日本城郭協会主催セミナー」の整理券ゲット!
お城EXPO2023 セミナー参加スケジュール 1日目
- 9:30~11:30 BSフジ
「日本100名城ウォーキンググルメ」公開収録 - 10:10~11:40 小和田哲男
「武田流築城術とは ~山本勘助・馬場信房を追って」 - 12:30~13:30 クリス・グレン/坂本昇治
「インバウンドセミナー ~インバウンドにおける城の可能性」 - 14:00~15:00 畠中和久
「お城撮影の楽しみ方2023」 - 16:20~17:50 宮武正登
「原城攻防戦の新事実 ~令和の『島原の乱』再検証」
とにかく人が多いし、お昼を食べるのに行列を作っているようであれば15:00まで食事ができないぞ!?と心配になるものの、いざとなったら昼抜きだ!。
BSフジ 「日本100名城ウォーキングルメ」公開収録
「城+グルメ」。まさにこのブログでもやりたいこと!
見学したのは「掛川城編」の30分だけでしたが、掛川城にまつわる「え!?あの城も!?」という城たちやかわいいグルメが出てきました。
これは見なくてはいけない!
「武田流築城術とは ~山本勘助・馬場信房を追って」
とてもえらい先生なのに語り口はソフトで非常にわかりやすく伝えてくれて、Youtubeもよく見ています。
歴史しかり、城しかり、武将しかり、「点」で覚えていたらそこから先には進まないね。城を知れば知るほど、ストーリーとして流れを押さえておく必要性を感じる日々です。
ランチタイム 崎陽軒チャーハン弁当
次のセミナーまで50分。これを逃すと15:00までご飯にありつけないかもしれない!
ということで小和田先生のセミナー後に競歩並みの早さで隣の建物のアネックスホールへ。
アネックスホールは休憩所として開放されていて崎陽軒やJR東海のお弁当、ドトールや横浜インターコンチなどが出店していました。
颯爽と崎陽軒の炒飯弁当をゲット!崎陽軒といえばシューマイ弁当だけど、冷めているにも関わらず炒飯弁当もおいしいのだ。
お城EXPO限定パッケージな炒飯弁当。おいしくいただきました。
アネックスホールの休憩所では絶えずお城に関するVTRが大型スクリーンに投影されている。
だけど時間は限られている。速攻食べてまたノース棟へ戻るのだ!
「インバウンドセミナー ~インバウンドにおける城の可能性」
このセミナーは特に「内容非公開」と言われなかったので大丈夫だとは思いますが、各国の人が「お城」に対していだくイメージが違うというのが面白かったです。その点、「侍 – SAMURAI」という言葉だとバチッと共通の認識が持てているのは面白い。(まぁ、それなりに違いはあるだろうけれど、さらに「城」は多様性が過ぎる)
今まで頭の中で悶々と考えていただけでなく、新たな発想のタネが生まれそうです。
「お城撮影の楽しみ方2023」
サラリーマン写真家の同僚に以前、「空堀ってどうやったらわかりやすく伝わるの?人間の目でも判別がギリ、な場合があるだけど」と聞いたんだけど、「空堀」が共通認識の言葉ではないので伝わらない!これは良い機会だぞ。ということで質問しました!
「山城の空堀を撮影するときに人間の目でもわかりにくいところを、わかってもらえるように撮影するには何に気を付けたらよいですか?」
質問したら、みなさん同じお悩みを持っているようで「ほー。」と唸るとともに、拍手もらっちゃいました
そうだよね。これはみんなお困りだよね。
なるほど!という回答をいただき、さすが城郭写真家。言いたいことが伝わるのがうれしいし、それに対するアドバイスも初心者向けでわかりやすい!
これはぜひ実行してみたいと思います。
(答えは秘密。ぜひみなさん、畠中さんのセミナーに参加して質問をぶつけてみてください。)
「原城攻防戦の新事実 ~令和の『島原の乱』再検証」
入口で配られた資料がもう、文献からの古語の抜出しばかりでしかも「これ、1時間30分で終わる?」という分量。大丈夫か!?
と思ったのですが、宮武先生の読み解きが面白いし、オーディエンスを引き付ける部分の抜き出しが秀逸すぎて、最後の方は聴衆爆笑でした。
原城はこのサイトでも「破却したときの石垣の石の処置」について取り上げていて、殺害された一揆軍の人々の死体の上に破却した石垣を落としていたことを書いているのですが、
島原・天草の城めぐり。原城編の続きです。あまりの広さにおののきつつ、本丸正門、埋門、本丸門を抜けて本丸へ到着しました。 本丸 案内図 本丸を図解してみる。海に面した自然地形の南側に対し、東、西、北はきれいに成型[…]
セミナーの予定を入れすぎて観光情報ブースと物販合わせて午後の1時間30分くらいしかいれず、2階、3階の展示はまったく見られず。
それでもその短い時間で城仲間さんと会うことができ、「良いお年を~」の挨拶もできました。
と、心に決めました。