本丸

本丸西門跡から本丸を分断する通路を撮影。写真の奥には小さく本丸東門跡の礎石が見える。
さほど長い通路ではないのに両サイドに門を造るか!?

本丸北側は植物が植えられていて縁に寄ることはできなくなっているけど、真下は石垣。(北出丸に降りたら下から眺めることができました。)
本丸の通路を挟んだ反対側へ行ってみる。

二ノ丸と本丸の高低差。ログから計測したらざっくり10mぐらいあった。破壊されてしまった石垣が惜しい。破壊されずに残っていたら迫力あっただろうに。と惜しめば惜しむほど、「だからこそなおさら、島原の乱があった後には『徹底的に壊さなきゃ!再利用されたらまずい!」。と思ってしまう。

不思議な形をした本丸。搦手門側はところどころ出っ張ったりへこんだりしている。それ通りに石垣を積み上げるって大変。
本丸東門跡
本丸を分断する通路の反対側にある本丸東門跡へ。

搦手門からつながる本丸西門とは違い、追手門、二ノ丸東門、本丸へ続くこの本丸東門跡は急に広くなって規模も大きくなる。(追手門→二ノ丸東門→本丸東門の順番でここに来ると、本丸を分断する通路に入る時に一気に狭くなるのでめちゃめちゃ脅威だね。)
さすが本丸へ続く門。搦め手と比べると広い。そして破壊具合の復元がいい感じ!

本丸の南側(二ノ丸側)は二段になっている。二ノ丸から眺めるとこれまた与える威圧感がすごいのです。
二ノ丸
本丸、二ノ丸、三ノ丸と段々に降りてくるのだけど、二ノ丸の撮影は本丸から撮るのがおすすめ。桜の時期にいくとこんなにきれい。
右側に駐車場から上がってきた道に降りられる虎口があり、左側には追手門に向かう二ノ丸東門跡がある。

二ノ丸から東門跡をに降りるところの薄い石垣がたまらん。完全に囲んでいて外から見通せない。土塀が建てられていたらさらにわからないじゃん!
二ノ丸から本丸の二段の石垣を眺めるなら引いて見るべし。

本丸が二段の石垣で作られているのがわかる。上段は慶長2~3年(1597~98年)頃に造られ、下段は慶長10年(1605年)頃に造られたと考えられるそうです。
この二段の石垣の当時の姿、見てみたいなぁ。誰かこれ、完成形をCGで作ってくれないかなぁ。VRアプリ作ってくれー。芦北町の偉い人!

本丸石垣にくっついて突き出ている謎エリア。これまた徹底的に壊されているようで、高さはどのくらいあったのかな。本丸下段から続いて櫓的なものが建っていたのだろうか?あるいは二の丸から入る櫓があったのだろうか?
周りには石がゴロゴロ。でも階段が築かれていたようではなさそうなんだよな。
二ノ丸東門跡
搦手門とはだいぶ規模が異なる二ノ丸東門跡。ここの石垣の復元度合いは見事です。
そして幅が広いな!




二ノ丸東門跡からこの位置で眺めると虎口から先はまるで絶壁で落ちているかのよう。山の麓の風景が見られる分、より高さを感じる。怖っ!
追手門と三ノ丸、出丸編に続く
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