第21回の準1級のテーマは「作事・戦国武将と城と城下町」。準1級以外を受けるにせよ、準1級で指定されるテーマをある程度は抑えておきたい。ベーシックな本からマニアックな本まで、テーマについて効率に勉強できる本をいくつか紹介します。
第21回日本城郭検定 準1級テーマ「作事」とは?
曲輪を作ったり土塁や堀を築くなど土木工事を指す「普請」に対し、その上に櫓や門など建物を建てることを「作事」と呼びます。城を築くうえで下記のステップがあります。
縄張:本丸や二ノ丸など、設計プランを作る
普請:曲輪、堀、石垣、土塁、切岸を築くいわゆる土木工事のこと
作事:門や櫓、天守など建物を建てるいわゆる建築工事のこと
2級・3級対策に!「お城のすべて」
三浦正幸 監修
建築史について詳しい三浦先生が監修していてるので「城」を後世する細かいパーツについて、建築物の解説本となっています。破風や石垣の種類も図入りで説明してくれている。城郭検定の勉強の時以外でも「あれって何て言うんだっけ?」と調べたいときに使える本です。
今年も日本城郭検定の時期がやってきますね。2021年は6月13日。今回は年に1度の1級の試験も開催されます。 私は2013年の第2回から3級を受け始め、2018年の第12回で1級に合格。全部がトントンと合格したわけではなく、どの級も1回は[…]
準1級対策に!「戦国大名の城を読む」
萩原さちこ
1級以上!?「人に城を教える」ための本「絵解きでわかる日本の城」
これは自分が勉強するためではない。「人に城の見所を教えるため」の本のレベル。
一級建築士である筆者が城の構成要素を解説している。詳細の解説は近世城郭のみなのだけど、写真を一切使わず、絵のみで解説。これがわかりやすい!写真で説明してくれる本は光の加減で見えづらかったりよくわからないことが多い。この本では説明したいところを薄く色付けしてくれていてとても見やすい。絵も優しいタッチで良いのよね。
しかも日英のバイリンガル表記なので、英語で海外の人にも説明できる!
日本語の説明では用語が現代的ではないのでよくわからない場合がある。英語の解説文章のほうがより具体的に書かれているため、英語翻訳文章を参考にすることもあります。
まぁ、ここまで来ると超絶マニアックの範囲なのですべての人におすすめできるわけではないですが、見どころやどのように進むと見るべき箇所をすべてまわれるか、城の校正要素を分かったうえで人に勧める際の教本としてもおすすめです。もちろん、ただ眺めているだけでも楽しいですよ!
日本城郭検定 級別の勉強法は?
1級、準1級、2級、3級のそれぞれの必勝勉強法についてはこちらをどうぞ。
どうやって勉強して合格したかを説明しています。受験するみなさん、頑張ってくださいね!
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日本城郭検定準1級と1級の勉強法編です。 前回、ワタシの受験記録を書き出してみましたが、どの級も1回は不合格になってます。それでも1級までは合格したのは、めげずに自分なりの勉強法を見つけたからかな。 [sitecard subt[…]