一行の前に現れた急な一本道。道幅も極端に狭くなっている。なんだこの道は!?
本丸
道の両サイドは落ちているので、落ちたら危険。竹が生えていなかったらちょっと怖い。道幅も狭いし、上り坂でどんどん山中に入って行く感じ。
これはすごいぞ!
「1 対 多」のケンカの鉄則。
細い路地に逃げ込めば敵は人数が多くてもひとりずつしかかかってこれない。必然的に「1 対 1」に持ち込むことができる。
それが目の前に再現されているように思える。
細い道を走って攻めてくる敵に対し、上から矢を射ったりするだろうけど、ワタシが思ったのは、上から大きな石を転がしたり投石だけでも混乱させることはできる。避けようと少しでも道をそれると転落。この坂の細道は守る方にめちゃくちゃ有利だよな。
そして言われて「なるほどだなぁ」と思ったのは、攻撃を避けながら坂道を一人ずつ駆け上がってくると、突きあたりは断崖絶壁。
これ、下手したら走ってきた勢いでそのまま落ちるぞ。だでさえ一人ずつ狭いところを行くわけだから先は読めないし。
パノラマで撮影するとこんな感じ。
左側にちょこっと人の足元を見せているけど、ここから先が「I」の区画。本丸です。右から細い坂道をにょろにょろっと攻撃を避けながら上がってくる。
上がってきて左に曲がらない限り、まっすぐ行くと落ちてしまう。怖ぇぇぇぇ~!😂
そして上がってくると平地になっているIの区画。
「II」の区画よりはちょっと狭いけど、牛久城の案内板を見ると本丸の奥は削られているようだ。
大手門跡から歩いてきた導線から出た今回の結論。
「I」の区画のほうが本丸だ。
ワタシもそう思います。ワタシの姫人格も「ここなら籠るにも良し、普段生活するにも安心。」と言ってます💕。
守りの要となるであろう「II]の区画(二ノ丸)よりも奥にあるし、守られている感がする。
と、まぁこんな感じで一同、納得して牛久城をあとにしたのです。
牛久城。奥に行けば行くほど面白かった。二の丸周辺と本丸の入口は一見の価値アリです。
でも最後にもう一か所、立ち寄りました。
牛久陣屋編へ続く
茨城県の城めぐりにおすすめな本
改訂版 図説 茨城の城郭
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