会津若松城 天守編です。
天守は昭和の時代に再建されたものだけど、その土台の石垣は昔のままだそうで、昔は塩や保存食などの貯蔵庫として利用されていたそうです。
中に入ると、当時の様子が再現されています。
残念ながら天守の中は鉄筋コンクリートの「見学施設」になっているので、写真は省略して、展望台から見た様子をご紹介。
天守から直結している南走長屋と表門を天守から眺める。
表門は扉と柱が鉄で覆われていることから鉄門(くろがねもん)と呼ばれています。
長屋に直結している奥にある櫓は干飯櫓です。
長屋、門、干飯櫓はいずれも再建されたものだけど、当時もこの赤瓦だったことを考えると、かなりおしゃれな城だなぁ。
長屋は武器庫として使用され、干飯櫓は、城内にある11棟の二重櫓のうち、一番大きなものだったそうです。
天守に登ったらやってみたかったこと。
ここから白虎隊が自決したと言われる飯盛山を見てみたかったのです。
白虎隊は飯盛山から会津城を見た時に、火に包まれ、落城したと勘違いして自決を選んだと言われているけれど、現在は「いくらなんでも見間違えることは無い」という説もあるそうです。
今回の会津の旅は、飯盛山から会津城を見る、会津城から飯盛山を見る、の両方をしてみたいと考えていました。
天守からの眺め
左にある大きな山が民謡で有名な会津磐梯山。中央にある細い赤と白の鉄塔の後ろに見える小高い山が飯盛山です。
遠いといえば、遠い。近いといえば意外と近い。
うーん。これは、飯盛山から見てみないと距離感はわかりにくいかも。
とはいえ、距離感を知るということは、こういった歴史探究旅(ヲタク旅ともいう)はかかせないこと。
本当は会津若松城から歩いて距離感を見てみたいところだけど、さすがに遠いので断念しました。
こちらは本丸と大広間の跡です。
左にちょこっと見える柵と芝生が本丸跡、右の広場が大広間跡。右奥にあるのが「茶室 麟閣」。
左奥に「御三階」と呼ばれる建物があったのですが、今は、七日町駅近くにある阿弥陀寺に移され、外観を見学することができます。
「茶室 麟閣」は元から会津城の城内にあったそうですが、戊辰戦争後は移築され、平成2年に城内に再度、移築されたそうです。千利休の子・少庵が建てたと言われています。中に入ってお抹茶とお菓子をいただくことができるそうです。
今回は時間がなくて行けなかったけど、次回はぜひ、訪れてみたい。
天守を出て長い長い長屋へ。
長屋の入口はお土産屋さんになっています。日本100名城のスタンプはこのお土産屋さんのレジ近くに置いてあるのでスタンプを押すのを忘れずにね!
ここでたくさん買い込んだ!
会津城にちなんだお土産だけでなく、戊辰戦争や新撰組など幕末好きにはたまらないお土産がたくさんありました!
福島名物の赤べこをモチーフにしたグッズがかわいいんです。ばらまき用の手軽なお菓子もあるので、職場や学校のお土産にもぴったりですよ!
長屋から振り返って撮影した天守
こうやって城内の石垣の上には櫓が立ち並んでいたんだろうな。と往年の姿を想像してみる。
長屋の中は登ったり降りたり。意外と階段が多いのです。
廊下も長い!
左側に見えるのが武器置き場。こういった長櫓が現存しているところってワタシが行ったところでは姫路城くらい。再建された若松城の櫓は、新しいのでピンとこないけど、姫路城の櫓を想像しながら歩きました。
櫓を出たところから天守を眺める
穴太積みの石垣は一見もろいようでいて、しっかりと力強く天守を支えている。上の写真は、長屋を出たところから撮影しました。
こちらは長屋から出て、天守のまわりを散歩しながら撮影した写真です。
再建された天守は赤瓦と白漆喰の壁が美しく、青空にすごく映える城なのですが、これが幕末の戊辰戦争ではボッコボコにやられたわけで。当時の写真は砲弾などで傷ついた様子が残っていますが、その写真を見ると切なくなります。
現在は復元された一部の建物しかないですが、鉄門がまた迫力があるんです。戊辰戦争の時には鉄門内が「城内で一番安全なところ」と言われたという。
次はその鉄門を訪れます。
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新撰組の土方歳三が刀傷を癒したという温泉があるという幕末マニアにはたまらない宿。
別館(不動滝)の建物の前にはその温泉跡が残っています。
※現在もお湯は湧いているけど、外にあるので温泉に浸かることはできません。
こちらの宿は、かつては松平家の別荘だったそうで、会津藩主の松平容保ゆかりの天然岩風呂『千年の湯』がそのまま残っています!
こちらのほうは、入ることはできますよ!
もちろん、入ってきました!