山中城 障子堀から見上げた西の丸と西櫓はすごい迫力だった! ~山中城の畝堀・障子堀に入りにいく!②

3/6に実施された三島市のふるさと納税の企画で参加した「山中城の畝堀・障子堀に入る」企画。
西の丸と西櫓の間の障子堀に攻め入る!
通常の見学通路にもなっている元西櫓から西の丸の通路を畝堀を見ながら歩き、係員の指示で西の丸西櫓の間の障子堀に入って行きます
今回のイベントはお堀の中に入れるということだけど、学芸員さんの指導のもとに入る特別企画。通常は堀の中に入ることはできません。写真撮影も「ふるさと納税・クラウドファンディングの企画として参加」のもとに許可をとっています。

西の丸と西櫓の間の障子堀に入る!

西の丸と西櫓の間の障子堀
西の丸と西櫓の間の障子堀
憧れの障子堀。テンション上がるぅ。😘🎶
本来はもっと堀は深いし、人が歩いているところは狭かったはず。戦装束でこの堀を移動するのは大変だったろうなと感じる瞬間。
一列にならないと進めない
一列にならないと進めない
西の丸の北側らへんに差し掛かったところで「障子堀にぜひ入ってみてください」と声をかけられたので、梯子から降りてみました。

153cmのワタシの目線で見たところ。ちょうど目の前に畦(あぜ)が。なかなかの傾斜でもあるので、手をつかないとよじ登れない。
本来はさらに深いし、畦の部分も細いわけで。登れたとしてもその上を歩くのは至難の業だろうな。こんなところに落とされて、さらに西の丸から狙われたら・・・考えるだけで恐ろしい。
ちなみにこの時はコロナ期でもあったので、ボッチ参戦でした。現地ではお城仲間さんと出会えて久しぶりの再会をしたのだけど、友達を誘っていくのは気が引けて。だけどこういう時、一人旅だと堀に入っている自分の姿を写真に撮ってもらえない。誰か連れてくればよかったなぁと後悔したら。

その時の模様がYahoo!ニュースに載りました。!
これはその時の写真。堀に入っている自分の様子がわかるぞ!身長150cmの人間(水色リュックです)が山中城の障子堀に入るとこのくらいのサイズ感です。

これは西の丸の東の縁のところで撮影。
左は西の丸、正面に西櫓。西の丸の真下に逃げ込んで、(無理だけど)死角に入ったとしても正面の西櫓方面から討たれる。もちろん右側からもね。
豊臣秀吉の侵攻により山中城はわずか半日で落とされたというけど、秀吉側の兵士たちはこんな堀幅に細かく区切られた障子堀なんて見たことなかっただろうから、度肝抜かれただろうな。

二つに分かれてまわっていたのですが、別動隊がちょうど西の丸にやってきた。堀の中に入って眺めると改めてこの高低差が恐ろしく感じる。投石だけでも怖いよ。
よくここらへんでTVの城番組で「堀に入ったらどう攻撃されるか?」のシミュレーションの撮影をやっていますね。そう。あの場所です。
そしてやっぱり広角レンズはすごいな。視界の景色がそのまま入るよ。
左に西の丸、正面に西櫓の曲輪
左に西の丸、正面に西櫓の曲輪
人がちっぽけに見える。それにしても障子堀のこの形。美しい。

西の丸と西櫓の間から西櫓に回り込んで西側へ。正面は西の丸です。

西櫓のまわりはぐるっと畝堀が囲む。これがまた造形が美しくて芸術作品のようなのだ。

西櫓をぐるっと囲む畝堀は仕切りの部分と堀底にはけっこうな深さがあったので堀底には降りなかったけど、仕切りの畦の部分に乗ってしゃがんで、できるだけ堀底に立った目線と同じ高さで撮ってみた一枚。たぶんワタシの伸長(153cm)くらいの高さになっていると思う。
うん。堀底に入ってしまうと、周りは見渡せないな。
徳川家康が156cmだったというから、当時の男性の伸長はワタシと同じくらいか少し高いくらい。十分すぎるほどのトラップ。

ちなみに西櫓のまわりの畝堀の仕切りに立ってみるとこんな感じ。

山城によく行っていて、両サイド切り立った土橋に慣れている人間でもない限り、かなり怖いと思う。
この高さを体感できたのはとても貴重な経験でした。

 

ここまできて自由解散となったので、帰りのバスの時間まで思う存分散策することに。
二手にわかれたもうひとつの陣が西の丸と西櫓の間の障子堀に入り始めたので撮影。写真は西櫓から撮りました。

おぉ。狙いたい放題だわ。
西櫓をぐるっと囲む畝堀
西櫓をぐるっと囲む畝堀
西櫓をぐるっと囲む畝堀を撮影。広角でも全部は入らないのでパノラマで。さすがに歪むけど雰囲気は伝わるかな。
何度でも言おう。畝堀が本当に美しいのだ。
障子堀、畝堀を中から底から上から満喫。改めてそのすごさを体感しました。
さて、帰り道がてらにもう1本の幟(のぼり)を探しに行くか。今回、ふるさと納税(クラウドファンディング)では2口寄付したので、幟が2本になったらしい。(複数寄付しても1本だと思ってた!)
これって、もっと寄付したら、ジャックできるんじゃないか?!などと思ってしまった。
もう1本はここにあったぞ!

二ノ丸の登り口にある二つの池の「箱井戸」の淵にありました!なかなかここまで来ないな。
山中城にお越しの際にはぜひ「お城に恋して」の2本の幟をお探しくださいませ。

 

そして最後に今回のイベントのログを。

山中城 畝堀と障子堀に入ってみる 散策ログ

20210306_41.png
西の丸と西櫓の間の障子堀に侵入したログがしっかり刻まれていて感動。そうそう。ここに入ったんだよー!💕

 

戦いのためにめぐらされた堀は、意図せず機能美を発揮していて。
「機能」と「デザイン」って両立させることは難しくて、ワタシは日々Webの世界でそれを痛感しているのだけど、機能的に素晴らしいものはやはりデザインとしても美しくある、そんなことを考えた1日でした。
本当に山中城は美しかったです。

 

今回の企画は三島市の山中城跡ガバメントクラウドファンディング事業に実施されたイベントです。係員の許可を受けて堀の中に入っています。通常は入ることはできません。三島市では今後もクラウドファンディングやふるさと納税の返礼品として堀に入る企画は考えるとのことでした。
山中城の畝堀、障子堀を体感したいなら、三島市のサイトを要チェックです!
今回の企画は三島市のクラウドファンディングの返礼品企画として参加しています。
係員の許可を受けて堀の中に入っています。通常は入ることはできません。

2022年も山中城のクラファンイベント実施決定!
ふるさと納税まとめをチェック!

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左に西の丸、正面に西櫓の曲輪
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