「井伊直虎の城」 大河ドラマ「おんな城主 直虎」のストーリーに沿って城をめぐる本を買いました

昨年、一大ブームとなった大河ドラマ「真田丸」が終了し、今年は「おんな城主 直虎」が始まります。
大河ドラマ関連の本は毎年、1冊は買うのだけど、(「花燃ゆ」は除く。でもドラマは最後まで見たよ!)、今年もムック本を買おうかと本屋に行ってきました。

だけど、もともと井伊直虎については資料が乏しいわけで。どのムック本も似たり寄ったりで今年はイマイチ。なぜムック本にこだわるかというと、大きなサイズの本で写真がたくさん載っていて、居城や起きた戦いなどが図解されていて、ざっくりとわかりやすいから。
今年は特に「城めぐりの参考になる本を探そう!」という目的も兼ねていたので、うーん。イマイチだなぁと諦めモードだったんだけど、ふと、1冊に目が留まりました。


井伊直虎の城: 今川・武田・徳川との城取り合戦

おぉぉ! 監修が小和田哲男先生だ!!!
これは間違いない選択だろう!ということで、中身をざっと見て即購入。
井伊直虎の生きた時代、起きた合戦、まつわる人物や城についてとってもわかりやすいガイド本でした。

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旧国名と城のマッピング図。
これから知りたい!と思う人には必須の情報。

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中世城郭と近世城郭の違いについての概念図。
まるで小和田先生がそのまま語っているような優しい文章なので、大河ドラマを機に城に興味を持った人には、おススメな本といえます。「真田丸」のような知名度がそこそこある城とは異なるので、今回の大河ドラマを機に城めぐりに目覚める!ということはないかもだけど。
取り上げられている城も多彩で、半分以上、行ったことなかった。

井伊家にまつわる城
井伊谷城と井伊谷館
三岳城
大平城
今川家にまつわる城
今川氏館
賤機山城
鳴海城
沓掛城
大高城
鷲津砦と丸根砦

その他、桶狭間の戦いにまつわる城、武田家ゆかりの城、徳川家の城などについての記載もあり、目次に掲載されている城の数だけで36城が掲載されていました。
肝心の「井伊家にまつわる城」については、片面1ページの掲載で、情報量は少ないのだけど、そもそも遺構が残っていないところのほうが多いので、これはまぁしょうがないか。
興味が湧いて行きたくなるくらいなら、自分で調べるくらい、しろ!ということですな。
城について調べ、行き方についてシミュレーションする。その過程も楽しかったりするわけで。城マニアの人にとっては縄張図もないし、情報量としては物足りないものとなるでしょう。でも、「大河を機に城に興味がわいてきたんだけど、良い本ない?」と聞かれたらおススメできる一冊です。
章立ても1章が短いので、通勤時間の合間にさくっと読める分量なのだ。
城に関する本って、専門的な本では「一気に読まないと理解ができない」本が多い。久々に力を抜いて楽しんで読める本に出会えました。

だけどさー、なぜ主人公が女性だと、いつもこんな漫画チックな絵が採用されるかなー。
「八重の桜」の時もそうだったけど。
持ち歩きにくいので、カバーを裏側にひっくり返して電車の中で読み始めたよ。この漫画チックな表紙、どうにかならんかね。と思っていたら、イラストは「信長協奏曲」を書いた漫画家さんだったらしい。
あ、柴崎コウつながりね。信長協奏曲を好きな人、失礼いたしました・・・。
さ、これからストーリーが進むごとに、この本で追っていこうっと。
まずは初回、楽しみにしておりますぞ!

 

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