すべての曲輪を探索したわけではないですが、次の城へ移動をしようということで、三の丸の東の門らしき道を登って無理やり三の丸へ。そのまま二の丸へ上がって突っ切って西側へ。駐車場から登ってきた道に出ました。
この日2回目の通過。何度見てもいいねぇ。
ちょうど二ノ丸東門とは反対側にある二ノ丸西側の虎口。駐車場から登ってくるときにも見ましたが、何度見てもいいねぇ。この石段を登って右に曲がって二の丸に入ります。
これが、撮影角度によってめちゃくちゃかっこ良いんですわ!
見どころ 二ノ丸西側の虎口跡
この角度からだと本丸の2段の石垣も含めて合計4段に見える!
本来は本丸の石垣はもっと高いだろうし、メリハリがついていてこの虎口の石垣なんて建物などに埋没していていてカウントするほどのものでもないかもしれない。でも破壊されて高さがない分、同じような高さの石垣が4段連なっているように見える。
今回、掲載する写真があまりにも多いので割愛したけど、縦構図はさらに全体が見えない分、4段が際立って迫力のある写真が撮れましたよ! 部分的でも映える写真を撮るなら縦構図がおすすめです。
さて、搦手口から駐車場に戻りましょうかね。と思ったのだけど、見えちゃったんだよね。
北出丸が!
北出丸
北出丸は本丸から方向的には左側(北西)に伸びる尾根にある曲輪。右側(北東)にも東出丸があるのだけど、追手門のほうから先を見るとだいぶ距離がありそうだったので時間もなかったので断念。
でも、北出丸は見えてしまったのだよ。
ということで降りてみた。
これはいい!破壊された状況を復元した石垣もよいけれど、臨場感がある!
「北出丸は破却の痕跡が確認されている」と報告書にあった通りですな。
本丸北側、植え込みで見られなかった本丸の石垣具合が見える。ここからの眺め、いいなぁ。
ここはさすがに見学路ではないので、破却の様子を復元したわけでなく、破却時のままなんだろうな。
北出丸のその先はまだ続いてさらに長方形の曲輪が広がっているようだけど、ここから先はさらに藪がひどくて見通しが効かなかったのでここで撤退!よじ登って来た道を戻りました。
佐敷城は二度目の破却後は半端じゃないほど破壊され、発掘時は石垣は原型をとどめない状態だったそうですが、その後の「破却された当時の復元」具合が本当に見事で、当時を偲ばせます。虎口の造りも立派だし、島原の乱があったことをふまえたうえで改めて「残っていて再利用されたら脅威な城」ということを噛みしめながらぜひまわってみてください!
佐敷城 散策ログ
探索時間1時間20分。駐車場から歩道を歩いていけば、スニーカーでも気軽にまわれる城でした。八代城に行くならちょっと足を延ばして行くべき城です。
春の桜の季節に桜の撮影をしながら晴れた日にまた行きたい!
佐敷城 国指定史跡
- 住所: 熊本県葦北郡芦北町佐敷49-1
- アクセス:佐敷駅から徒歩20分
- 駐車場:あり
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